日本で一番人気のスポーツ

ここ日本は鎖国の歴史を持つ国ですが、19世紀には外国から入ってきたスポーツが普及し始めました。驚くことに、その中には今でも日本で愛されているものがたくさんあります。それでは、日本で最も人気のあるスポーツを見てみましょう。

野球

日本のスポーツといえば、何といっても「野球」でしょう。私たちの中には、野球は日本の国技だと勘違いしている人は多いかも知れません。それぐらい人気ですよね。

高校野球も盛んに行われており、毎年夏に行われる甲子園は恒例のイベントとなっています。野球が初めて登場したのは1872年ですが、最初のプロリーグが誕生するまでには64年かかりました。アメリカの野球と日本の野球には、いくつかの違いがあります。野球場やストライクゾーンと同様に、ボールも日本のもののほうが若干小さいのが特徴です。

サッカー

次に紹介するのは、もちろんサッカーです。しかし、サッカーが登場するずっと前から、古代中国では蹴球競技であるクジュ(蹴鞠)が行われていました。サッカーの起源でもあるこのスポーツは中国で発展し、後に韓国や日本に伝わりました。

19世紀、イギリス海軍の軍人だったアーチボルド・ルシウス・ダグラスによって日本にサッカーが持ち込まれました。日本の海軍士官候補生に5年間も教えていたとされます。サッカー協会ができたのは20年代のことでしたが、初の代表チームができたのは30年代に入ってからです。1936年にはベルリンオリンピックに初参加しています。

テニス

1878年に横浜山手公園内に外国人用の初のテニスコートが作られ、日本にテニスが伝わりました。同年、米国人教師のジョージ・A・リーランドが西洋式の体育教育の導入を依頼され、彼の意見によってテニスが普及したと一部では考えられています。

しかし、当時の一般的な道具はかなり高価だったことから、国産ゴム毬を開発するようになり、いわゆる軟式テニスが生まれました。1886年には、日本ではテニスが標準的なスポーツとして行われるようになり、今でも公立学校ではソフトテニスの授業があります。オリンピックで日本が初めてメダルを獲得した競技もテニスでした。

相撲

最後になりましたが、相撲に関しては特に説明する必要はないかもしれません。相撲は日本の国技であり、何世紀にもわたって行われてきました。相撲は、人間が神と相撲をとると信じられていた神道の儀式に由来しています。

1684年には、江戸で最初の興行相撲である相撲勧進相撲が行われています。相撲の勝敗の決まり方は2つあるのはご存知ですよね。土俵の外に出た場合、あるいは土俵内で足の裏以外の体の一部が接触した場合は負けになります。大相撲の興行は年に6回、それぞれ15日間行われます。相撲の様子はテレビやスポーツニュースでも、みなさんお馴染みですよね。